
不動産の価格は、物件の状態や立地、周辺相場などによって大きく変動します。そのため、不動産投資や売却を検討する際には、不動産の価格を正確に把握することが重要です。しかし、不動産鑑定士に依頼すると費用がかかるため、自分で簡単に価格を割り出せる方法があると便利です。
そこで、ここでは不動産の価格を誰でも簡単に割り出す方法をご紹介します。
1. 固定資産税評価額を参考にする
固定資産税評価額は、市区町村が所有する土地や建物に課す固定資産税の算定基準となる価格です。固定資産税評価額は、国税庁の固定資産課税台帳で確認することができます。
土地の固定資産税評価額を70%で割った金額が、おおよその実勢価格(実際に取引が成立したときの価格)と言われています。そのため、土地の価格を簡単に割り出すには、固定資産税評価額を70%で割る計算を行うとよいでしょう。
2. 周辺相場を参考にする
不動産の価格は、周辺の類似物件の価格によっても大きく左右されます。そのため、不動産の価格を割り出す際には、周辺相場を参考にすることも重要です。
不動産の価格を調べるには、不動産情報サイトや不動産会社に問い合わせる方法があります。不動産情報サイトでは、物件の価格や間取り、所在地などの情報を簡単に調べることができます。不動産会社に問い合わせる場合は、物件の価格だけでなく、周辺相場や物件の特徴なども教えてもらうことができます。
3. 収益還元法を用いる
収益還元法とは、物件の収益性から価格を算出する方法です。収益還元法を用いて価格を割り出すには、以下の手順で行います。
物件の推定家賃を算出する
周辺類似物件の表面利回りを調べる
2で調べた表面利回りで1で算出した推定家賃を割り戻す
収益還元法は、不動産投資を行う際によく用いられる方法です。しかし、物件の収益性を正確に把握するためには、ある程度の知識と経験が必要となります。
不動産の価格を簡単に割り出す方法は、以下の3つです。
固定資産税評価額を参考にする
周辺相場を参考にする
収益還元法を用いる
いずれの方法を用いる場合でも、物件の状態や立地などの条件を考慮することが重要です。また、不動産の価格は常に変動するため、最新の情報を参考にするようにしましょう。

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